女性の自由を表現した仏デザイナー☆ソニア リキエル逝く

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出典先:https://www.wwdjapan.com/320322

「ソニア リキエル(SONIA RYKIEL)」という、フランスの女性ファッションデザイナーは、
別名「ニットの女王」と呼ばれていました。

ソニアは、パーキンソン病を患っていることを公表し、仕事を続けながら闘病生活を送っていましたが、先月、8月25日にパリの自宅で亡くなった。86歳だった。

日本でも新聞各紙が訃報を伝え、フランスの大統領は「ファッションだけではなく、女性の新たな生き方も創造した」と、追悼の言葉を発表しました。

ファッション界に偉大な功績を残し、女性の自由を表現し続けた「ソニア リキエル」。
その人物像に迫ってみると共に、現在のソニア リキエルブランドや、日本人女性の心を掴んだ伝説の化粧品の話まで、幅広くお送りします!

ソニア リキエルの歩みをご紹介

★離婚で開花したデザイナー人生

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出典先:http://www.cnn.co.jp/showbiz/35088052.html
1968年、パリの中心部サンジェルマン地区に1号店を開く。実は、それまで夫の経営するブティックでデザイナーをしていたが、離婚後に自身の名の付く店を開いたという経緯がある。離婚前の1962年にデザインした「プアボーイ」セーターが大ヒット。自分でお店を持つ実績は十分だったのだろう。
▼古典的なプアボーイセーターと呼ばれる物。高い襟ぐりと、狭い肩が特徴
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出典先:https://ellaburls.wordpress.com/tag/fashion-history-2/

★次々ヒットを飛ばし、たちまち人気ブランドへ!

1971年、初めてロゴ入りのセーターを発売する。「Sensuous(官能的)」というロゴで、
ベストセラーヒットとなる。

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出典先:http://www.soniarykiel.com/wp/en/author/admin/

ボーダー柄のニットドレスは彼女の”代表作”とも言われているほどのヒットを飛ばした。

★脱モード・女性のリアルを追求したソニア

1978年、普通はコレクションは自身のブランドのみで構成されるが、ソニアは他のデザイナーの服と混ぜて発表した。
その狙いは、「リアルな女性のワードローブを表現したかった」んだとか。
女性にとっての、「着やすい服」を追求した、脱・モードとも言われる所以だ。

★多彩な才能の持ち主だったソニア

ファッションデザイナーという枠にとどまらず、ソニアは写真家、小説家、ホテルの内装デザイン等、幅広い活動を精力的にこなした。
映画の出演や、アルバム(デュエット)に参加もしている。実に多彩な方なのだ。

ニットの女王と呼ばれたワケとは?

それまで、ニットは「日常着」という位置付けだった。
それを華やかでオシャレなアイテムに昇格させたのが、ソニアだった。
縫い目や裏地をわざと表に出したデザイン、ブラックを基調にしたシック&カジュアルなファッション。独創的で、オシャレで着やすい作品を次々発表した。

また、日常着だったジャージー素材(ニットの織り方の一種)をオシャレにしたのもソニアと言われている。そんなことから、「ニットの女王」の称号が付いた。

ソニア リキエルブランドは、現在進行形!

★ソニア リキエルの製品はどこで買える?

日本では現在、オンワードが、
SONIA RYKIEL COLLECTION(ソニア リキエル コレクション)を取り扱っている。
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出典先:https://crosset.onward.co.jp/news/20160822_102416_89.html

また、昨年(2015年)の5月には、東京、青山に「ソニア リキエル青山店」をオープンさせている。
ソニア リキエルのアーティスティック・ディレクター”ジュリー・ドゥ・リブラン”が2015〜16年秋冬のショーを行ったパリのソニア リキエル ブティックを、再現させた内装となっている。

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出典先:http://www.fashionsnap.com/news/2015-05-14/sonia-rykiel-aoyama/

★ソニア リキエル最新コレクション

2016〜17年、秋冬プレタポルテコレクションより、最新のコレクションをご紹介!
セクシーで洗練された雰囲気は、エレガントで素晴らしいと、ファッション界でも絶賛された。

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出典先:http://www.vogue.co.jp/collection/brand/sonia-rykiel/16aw-rtw

ファッション以外で、日本で絶大な人気の
アイテムがあった!?

ソニアといえば、化粧品!という方も多いのではないでしょうか?
1987年「ソニア リキエル ボーテ」が発売され、一躍大人気に!
しかしながら、アルビオン社との契約終了により、昨年(2015年)3月に販売終了となった。

化粧下地や、美容液、マスカラ等が人気で、同じような物がないか、探す女性が続出したという。

特に「ソニアリキエル ラトゥー エクラ ペルフェクシオン」という製品は、販売終了と聞いて、買いだめした女性が多く、すぐ売り切れたという製品。

買い逃した、探していた方に朗報です!
同じ販売元、アルビオン社から、成分、配合はそのままに、香料のみ変更した製品が発売されているという。
それがこちらの画像の、「ポール&ジョー ラトゥーエクラ ファンデーションプライマー」です。
明るく透き通るようなツヤ肌に!素肌そのものが、輝いているようなハイクラスな仕上がりなんだとか!
私も思わず、興味を惹かれてしまいました。
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出典先:http://shopping.yahoo.co.jp/matome/article?id=11891

”女性の自由”を表現した、ソニア リキエル

ソニアが最初にデザインしたものは、自身が妊娠中に着たい服がなかった為に作ったマタニティードレスと言われている。

時代的に、女性の解放、自由が叫ばれたこともあり、ソニアは生前、読売新聞のインタビューでこう語っている。「まわりの女性と、生活の全てが原動力。何処にも存在しないモノを、独自の方法で作らなければいけない」と。

ニットのデザインを通じ、自分自身と同じように、同じ時代に活躍する女性を応援し続けたソニア リキエル。

2008年には、ソニア リキエル40周年を祝う為、ソニアをリスペクトする30名もの有名デザイナー達が、ソニアに捧げるファッションショーを開催した。現デザイナーにも多大な影響を与え、また慕われていたことが伺い知れる。

▼ゴルチェ氏デザイン
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▼マルタンマルジェラ氏デザイン
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出典先:http://www.soniarykiel.com/wp/en/author/admin/

ソニアと同じ赤い髪もファッションに取り入れるなど、洒落が効いていて、各デザイナーの心意気を感じるものとなっていますね。

デザイナー達から慕われたソニア。
フランスから文化勲章を何度も受賞するなど、その功績は大きい。

ソニア リキエル氏のご冥福をお祈り致します。

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