そのスーツ時代遅れ?2017最新メンズオフィススタイル
- 2017-03-08
出典先:https://www.vogue.co.jp/collection/brand/dries-van-noten/17aw-mens
ここ数年、カジュアルな服はビッグシルエット。ゆったりとしたドロップショルダーに、タックが入ったたっぷりとしたワイドパンツなど。レディースもメンズも境が無いようなジェンダーレスも特徴の一つです。
そんな中、2017-18年の秋冬メンズコレクションで発表されたオフィスで着るようなフォーマル感のあるスーツ、ビジネスウェアなどのアイテムに注目してみると、今までのトレンドとは明らかに違う傾向のものが出てきました。
今までとはどこがどのように違うのか?2017-18年の秋冬メンズコレクションで発表された作品を見ながら検証して行きたいと思います。
クラシック回帰?シルエットは劇的に変化するのか?
カジュアルウェアはビッグシルエットが花盛り。オフィスにもこの流れが来るかもしれません。
★多く見られたシルエットはこちら!
肩が水平でボックスシルエット、合わせは下の方。これが次のトレンドになるのかも?
▼Dries Van Noten(ドリス・ヴァン・ノッテン)は、肩がトレンドのボックスシルエットですね。そしてラペル(衿幅)にも注目!今までのトレンドは細めだったのですが、このように今後ラペルは広めになってくるかも?
出典先:https://www.vogue.co.jp/collection/brand/dries-van-noten/17aw-mens/page/2
▼ERMENEGILDO ZEGNA(エルメネジルド ゼニア)の合わせも下の方になっていますね。
出典先:https://www.vogue.co.jp/collection/brand/ErmenegildoZegna/17aw-mens
ゼニアは、イタリアの老舗ブランド。世界の高級スーツ(高級ブランドスーツ)の生地の30パーセントはゼニアとも言われるほど、その高品質な生地には定評があります。
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ここでちょっと、注意点があります。少し懐かしいようなシルエットですが、昔とは違います。今時の物はトレンドにふさわしいシルエットバランスになっているのです。ですので、お父様のスーツをそのまま着るのはNGなのです。
今までになかった?斬新な素材も台頭!
この冬、カジュアルウェアでも流行したベルベット素材がオフィスシーンにも台頭しそう。
★注目ナンバーワン素材、ベルベット
▼Yohji Yamamoto(ヨウジヤマモト)のゆったりとしたガウンコートはベルベット素材。優雅でエレガントな雰囲気です。そしてこのパンツに見るような、タックも復活傾向。そして、股上深めも人気になってきています。特に大人体型の男性に、シルエットが綺麗だと支持されています。
出典先:https://www.vogue.co.jp/collection/brand/yohji-yamamoto/17aw-mens
▼HERMES(エルメス)は、洗練された印象の中にも少しレトロな雰囲気。
出典先:https://www.vogue.co.jp/collection/brand/hermes/17aw-mens
▼ETRO(エトロ)は、ベルベット&刺繍のダブルトレンド遣い。
出典先:https://www.vogue.co.jp/collection/brand/etro/17aw-mens/page/2
★番外編(?)斬新シルエットのオフィスウェア
ベルベット素材以外にも、こんな新しいタイプのオフィスウェアを発見!
▼Balenciaga(バレンシアガ)は、ちょっとしたオフィスの作業着風のウェアを発表。しかし、シルエットがドロップショルダーで今までになかった雰囲気です。
出典先:https://www.vogue.co.jp/collection/brand/balenciaga/17aw-mens
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ベロア(別珍)素材は、フォーマル感もありますね。温かい印象もあって、秋冬にはぴったりな素材感。バレンシアガ、斬新ですね!カジュアルシーンにここ数年流行中のドロップショルダー。オフィスシーンではまだ見慣れませんが、その波は遂にビジネスの世界にもやって来るかも?
カジュアルに、ポップに、オフィスが楽しくなりそうな柄モノたち
★チェックやストライプ、ボーダーなど、定番柄がオフィスウェアにポップなアクセント。
▼ジバンシィ バイ リカルド ティッシ(Givenchy by Riccardo Tisci)は、ボーダーをシャツにも重ねる柄on柄で、ファッション上級者な雰囲気を出しています。
出典先:https://www.vogue.co.jp/collection/brand/givenchy-by-riccardo-tisci/17aw-mens
▼ポールスミス(Paul Smith)言わずと知れたイギリスブランド。英国調がトレンドの昨今、柄と言えば”チェック柄”!!こちらも柄on柄の上級者コーデです。
出典先:https://www.vogue.co.jp/collection/brand/paul-smith/17aw-mens
▼DIOR HOMME(ディオール・オム)も、ストライプシャツとボーダーの重ね着です。柄同士が喧嘩せず、配色も絶妙でスッキリとして見えます。
出典先:https://www.vogue.co.jp/collection/brand/diorhomme/17aw-mens
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地味になりがちなオフィスウェアも、柄物だと新鮮に映りますし、話のきっかけにもなりそうです。組み合わせによっては、休日などのカジュアルシーンでも活躍できそう。ただ、柄on柄はかなりの上級者テクニックなので、スーツ初心者は、まず1アイテムから取り入れた方がいいかも知れません。
まとめ
ジャケットの合わせが下の方だったり、肩にボリュームがあったり。バブル期を経験した方には懐かしいような80年代後半から、90年代前半のシルエットが帰ってきました。きっと、若い方には新鮮に映るんだろうなぁと思って見ています。
個人的には、今回の2017-18年の秋冬メンズコレクションで斬新で面白いと思ったのは、下の画像、トムブラウンのコレクション。まるで小さい頃遊んだ、紙で出来た着せ替え人形の洋服のような作品。実際にオフィスで着るのは難しそうですが、とても個性的で印象に残りました。
▼THOM BROWNE(トム ブラウン)
出典先:https://www.vogue.co.jp/collection/brand/thom-browne/17aw-mens
また、上記トムブラウンの画像もそうですが、三揃えスーツ(スリーピース)もクラシック回帰の流れで注目されています。カッチリした印象ですが、そこがカッコイイと女性ウケもいいんです。昔、ガールズトークで男性のどんな姿が素敵かと思うか?という話題で、友達は「三揃えスーツ」と即答していました。今季、イギリス発祥のスリーピースにも要注目です!!
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