この秋アマゾンがスポンサーになり大注目のイベントとは?

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出典先:http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000590.000004612.html

この秋、あのアマゾン(Amazon)が、とあるイベントの冠スポンサーになる。
そのイベントとは、何か?
2016年、今年の10月で12年目(23回目)を迎える”東京ファッションウィーク”である。

2011年7月から今年3月までは、メルセデス・ベンツが約5年、冠スポンサーだったが、今年10月からは新・冠スポンサー「アマゾン(Amazon)ジャパン」が複数年、東京ファッションウィークのパートナーになることが決まった。

Amazonが冠スポンサーになった狙いとは、何なのか?
また、東京ファッションウィークがAmazonと組んだ理由は?
探っていくと、お互いの思惑が合致することがわかった。

Amazon×東京ファッションウィークの化学反応やいかに?

そもそも、東京ファッション・ウィークとは何なのか?

★名前を変えつつ発展してきた
「東京のファッション」のこれまでの歩み

東京ファッションウィークは、元はと言えば、「パリコレのように、東京でもデザイナー達が同時期にコレクションを発表しよう!」ということで、1974年に東京のトップデザイナー6人(金子功/菊池武夫/コシノジュンコ/花井幸子/松田光弘/山本寛斎)がトップデザイナー6(TD6)を結成させる。

▼TD6の一人、1968年の花井幸子のコレクション
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出典先:https://www.hanai.co.jp/stories/episode3.html

1974年11月に、最初のコレクション1975SSシーズンを開催させた。
※その後、このTD6には、2人のデザイナーが加わる(山本耀司/川久保玲)。

1985年春には、バラバラに発表してきたデザイナー達が集結し、同時期にコレクションを発表!これは読売新聞社100周年の単発のイベントで「東京コレクション(通称:読売コレクション)」と言われた。

この単発の東京コレクションをきっかけに、ファッションデザイナー三宅一生らが中心となり、1985年秋には「東京コレクション」は、継続するイベントへと姿を変えた。

★2005年東京ファッション・ウィーク発足!

2005年、一般社団法人日本ファッションウィーク推進機構(JFWO)が発足しました。JFWOは、日本の繊維業界とファッション業界の発展の為、ファッションに関わる企業が集まって設立したものです。

その中でも、ファッション部門に特化したイベント(コレクション)が、年2回(3月と10月)表参道ヒルズと渋谷ヒカリエを主な拠点として行われる「Fashion Week TOKYO(東京ファッションウィーク)」なのです。

現在は、若者中心のブランドの、東京ガールズコレクションなども開催され注目を集めている。前述の通り、2011年7月から今年3月までは、メルセデス・ベンツが、2016年10月からはアマゾンジャパンが冠スポンサーを務める。
▼2015年春夏メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京(ハナエモリ)
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出典先:http://www.afpbb.com/articles/-/3029236?page=1

世界で年に2回行われるファッションの祭典「ファッションウィーク」は、コレクションとも呼ばれる。

パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、東京の5大都市で行うものは、「5大ファッションウィーク」と呼ばれ、次のトレンドが生まれたり、ファッション業界に大きな影響を持つ。

東京ファッションウィークは、4大コレクションに肩を並べるところまで来たと言うことなのだろう。

今更聞けない、新・冠スポンサー「Amazon」って、どういう企業?

アメリカ、ワシントンにて1994年に創業者ジェフ・ベゾスがCadabra.com(カタブラ)という名前でネット書店を開いたのが始まりとされている。
社名はのちに、アマゾン川にちなみ、Amazonとした。

現在はネット通販大手として、商品カテゴリーは、本を含め、ファッション、食品、産業・研究開発用品など、37(2016年8月現在)に渡ります。

いったい、どれぐらいの商品点数を扱っているのか?
調べたところ、日々数が変わるので、正確な数は公開していないようですが、ネットショップを研究しているサイトによると、2013年時点で1億種の商品を扱っているとも言われています。(因みに、Amazonとネット通販モール2大勢力となっている楽天市場も登録点数1億以上と言われている。)

Amazonでは、注文したその日の内に届くサービスをしたり(プライムナウというサービスでは、なんと、1時間後に届く商品もあるらしいです。)、その本や商品を購入した人からの口コミ(カスタマーレビュー)が表示され、購入時の判断材料になるなど、画期的なサービスを次々生み出している。

2013年時点で、市場規模がなんと1兆円越えという、巨大ネット通販だ。

▼今年シアトル本社にできるAmazon本社デザイン図
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出典先:http://www.sevenfive.net/news/1855/

東京ファッションウィークとAmazonがタッグを組んだら、どんな化学反応がおこるのか?

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出典先:http://amazonfashionweektokyo.com/jp/aboutamazonfwt/

★Amazonのファッションの歩みと思惑とは?

Amazonのファッション取り扱いは2003年に始まる。
この時はアメリカのみで、2007年に日本でもメンズ・ウィメンズの衣料品と靴などの取り扱いをスタートさせた。

2014年には「アマゾン ファッション・ジャパン」をオープンさせ、2015年にはCFDA(アメリカのファッション協議会)と、ニューヨークメンズコレクションのスポンサー契約を結びました。

アマゾンジャパンのジャスパー・チャン社長は、「ファッション分野はアマゾンジャパンのカテゴリーで最も成長している分野。これまでの実績で、ポテンシャル(可能性)も見えている」と、ファッション分野の更なる成長を確信しているようだ。

このことにより、アマゾンは、3年前位からファッション業界のサポート強化をしている。未来のファッションデザイナーへの支援として、コンペも開催している。

そして、2016年の今年、東京ファッション・ウィークの冠スポンサーになり、「アマゾン ファッション」の認知度アップと、販売促進に加速をさせたい狙いだ。

★Amazonを冠にした東京ファッションウィークの期待するものとは?

東京ファッションウィーク側からすれば、Amazonを冠スポンサーに迎えたことにより、どんなメリットがあるのでしょうか?

Amazonのオンラインプラットホームで、東京ファッションウィークの知名度アップを図る事。そして、海外に訴求できるチャンスが狙えるということです。

まとめ

東京オリンピックを4年後に控え、今後、日本は世界の注目を集めるだろう。
そんな中、日本政府は「クールジャパン」をキーワードに、以下の産業に力を入れている。

  • コンテンツ
  • 地域産業
  • サービス
  • 衣食住
  • ファッション

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出典先:http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/creative/

経済産業省は、日本国内の人口減などにより、内需が頭打ちの現状を打破するため、これら日本の魅力ある産業を世界にアピールし、海外需要獲得と共に、その産業に関わる雇用を広げようと考えている。

そう、ファッションも「クールジャパン」の柱のひとつだ。
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出典先:http://amazonfashionweektokyo.com/jp/

Amazonファッション×東京ファッションウィーク
新タッグを組んだ「アマゾン ファッション ウィーク東京」。

東京のファッションシーンはどのように世界にアピールできるのか?
10月開催の2017年春夏コレクションから始まる、新しいファッションウィークに世界が注目している。

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